タイヤに寿命ってあるの？タイヤ交換の時期やメンテナンス方法について【廃車買取オートランド東京】

先日、高速道路を走行していたところ、明らかに異常な走行をする自動車に遭遇しました。

よく見るとその自動車はタイヤがパンクしており、しばらく走ったところで路肩に停車。

交通量が少なく事故などはなかったのですが、もし自分だったらと思うと恐怖を覚えました。

自動車を走行させる上で、最も重要なパーツの1つといえばタイヤです。

どんなに速いエンジンでも、空力が優れたボディでも、タイヤがないと走りません。

タイヤの溝が減るとスリップが発生しやすく安全な走行ができませんし、タイヤの空気圧は燃費や走行性能にも影響を与えます。

自動車の性能や安全面を語る上で、絶対に外せないのがタイヤです。

タイヤは消耗品ですが、適切なメンテナンスを行うことで、タイヤの寿命を延ばし安全性を高めることができます。

というわけで、今回はタイヤの寿命、空気圧の管理、チェック等のメンテナンス、洗浄方法、保管方法についてお届けします。

タイヤの寿命

タイヤはゴム製品なので、走行していると摩耗します。

タイヤの溝の深さが1.6mmになると、スリップサインと呼ばれるマークが出てきます。

実はこのスリップサインが一箇所でも出たタイヤは、道路交通法で装着や使用が禁止されています。

道交法での禁止は当然ながら、溝がない状態での走行は大変危険です。

溝が浅くなると、特に雨の走行で大きな影響が出ます。

スリップしやすくなったり、制動距離が長くなるだけではなく、タイヤが水に浮いてしまうハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。

ですので、スリップサインが出たら、必ずタイヤを交換する必要があります。

また、タイヤは時間の経過とともに劣化していきます。

タイヤの溝が減ってなくとも、使用開始から5年で交換が目安と言われています。

もし5年経過していなくても、タイヤにひび割れや亀裂が発生したら交換必須です。

なお、タイヤは製造から10年経つとゴムの劣化が激しくなるので、タイヤメーカーも交換を促しています。

タイヤの空気圧

　

タイヤのメンテナンスで、最も重要なのが空気圧です。

タイヤの空気圧が低いと、燃費、寿命、走行性能、安全性に悪影響を及ぼします。

定期的にタイヤの空気圧チェックを行えば、適正な空気圧を維持することが可能となり、これらの悪影響を回避し、タイヤの寿命を延ばすことができます。

空気圧チェックの頻度に関しては、月に1回の定期チェック、及び違和感を感じた時には即時チェックをオススメします。

適正空気圧に関しては、ほどんどの車種で運転席のドアを開けた内側に適正気圧のシールが貼ってありますので、必ず確認しましょう。

以下、適正ではない空気圧のリスクを挙げます。

燃費の悪化

空気圧が不足していると、タイヤの接地面積が増え、転がり抵抗が大きくなります。

これにより、エンジンが車を動かすためにより多くのエネルギーを必要とし燃費が悪化。

空気圧が低いことで、燃費が約2〜4％ほど悪化することもあります。

高速道度ではさらに燃費が悪化します。

タイヤの寿命の短縮

空気圧が低いと接地面が不均一になり、タイヤ接地面の内側および外側に摩耗が集中します。

逆に空気圧が高いと接地面は中央に集中し、中央部分だけが摩耗します。

部分的な摩耗を起こすと、摩耗が少ない部分が残っていたとしてもタイヤ交換が必要になります。

結果としてタイヤの寿命は短くなり、維持費がかかることになるので注意しましょう。

なお適正な空気圧ですと、タイヤは均一に摩耗していきます。

ハンドリング性能の低下

空気圧不足は走行にも影響します。

空気が不足するとタイヤに過度の負担がかかり、コーナリングやブレーキング時が不安定になります。

これにより、ハンドリング性能が低下してしまい、ステアリング応答の遅延やブレーキ距離が延びてしまい事故のリスクが高まります。

タイヤのバースト

タイヤの空気圧が低い状態で高速走行を続けると、タイヤがたわみスタンディングウェーブ現象が発生します。

スタンディングウェーブ現象が発生すると、タイヤは加熱され最終的にバーストします。

このスタンディングウェーブ現象は、運転者が気付きにくい現象なので、タイヤが突然バーストしたと感じるでしょう。

高速道路でのタイヤバーストは、横転など大事故に繋がる危険性が非常に高いです。

走行前のチェック

タイヤのパンクの主な原因は異物による傷です。

例えば釘や尖った石などでパンクすることがあります。

走行前にタイヤをチェックすることで、走行中のパンクを未然に防ぐこともできます。

一手間かかりますが、可能な限りチェックを行いましょう。

走行中にパンクすると、それ以上の手間と金額的負担がかかります。

タイヤのローテーション

自動車は前後のタイヤで摩耗度が変わります。

自動車の多くはFF車（フロントエンジン・前輪駆動）ですので、前輪が摩耗していきます。

ですので、定期的に前輪と後輪をローテーションすることで摩耗を平均化し、タイヤの寿命を伸ばすことができます。

ローテーションは点検を行っているガソリンスタンド、カーショップ、修理工場、ディーラーなどで行ってます。

自分でもできる作業ではありますが、ジャッキ、レンチ、トルクレンチが必要になるので、専門店に任せる方がいいでしょう。

車検時など、タイヤを外した際にやってくれるところもあります。

タイヤの洗浄

タイヤはゴム製品ですので経年劣化は避けられませんが、タイヤを適切に洗浄することで寿命を伸ばすことが可能です。

また、タイヤは自動車の外観にも大きな影響を与えます。

どんなに綺麗なボディでも、タイヤが汚れていると美しさは半減してしまいます。

洗浄に関しては、使用する洗剤やブラシによっては劣化を早めてしまうので注意が必要です。

洗浄はタイヤ専用のブラシを使用し、水洗いが理想です。

洗浄後は水をよく拭き取り、タイヤ専用ワックスで仕上げると、見た目も美しい上にタイヤの保護も行われます。

自動洗車機を使用する場合でも、有料オプションでタイヤ洗浄があるので、洗車時に選択するといいでしょう。

タイヤ洗浄の注意点としては、自動車のボディに使用するカーシャンプーはタイヤを劣化させる可能性があります。

過度の洗浄もタイヤを痛める原因となりますので、タイヤ洗浄は汚れたら落とす程度で問題ありません。

なお、ホイールの汚れに関しては、ホイール用のブラシとホイールクリーナーの使用をオススメします。

タイヤの保管

夏タイヤから冬タイヤへ交換した際など、タイヤの保管をすることもあるでしょう。

この保管次第で、タイヤの寿命が短くなることもあります。

適切な保管方法で劣化を防ぎましょう。

保管前のタイヤ洗浄

道路を走行するタイヤは非常に汚れています。

砂や泥、粉塵や鉄粉、油や化学物質が付着しているので、保管前は入念に水洗いし水気を拭き取ります。

タイヤ空気圧を下げる

保管時のタイヤの空気圧に関しては、規定の半分ほどに下げることでタイヤへの負担を減らし、ひび割れや変形の予防になります。

直射日光を避ける

紫外線はタイヤのゴムを劣化させるため、直射日光の当たらない場所に保管します。

可能であれば屋内がベストです。

昨今ですと月契約のレンタル倉庫などもあるので、利用するといいでしょう。

湿度管理

湿度もゴムを劣化させる要因ですので、湿度の高い場所を避け、なるべく乾燥した場所に保管します。

特に屋外で保管する場合は、高温多湿の場所は避ける必要があります。

タイヤカバー

タイヤカバーを使用して、直射日光、ホコリ、汚れからタイヤを保護します。

保管時の向き

タイヤを保管する際は、ホイールの有無で向きを変えるといいでしょう。

ホイールがついている場合は、タイヤを横に倒し積み上げます。

ホイールがない場合は、縦に並べて保管します。

なお、どちらの場合も、常に同じ方向に並べたり、同じ積み方をしていると、タイヤの一部分に負担がかかります。

ですので、定期的に向きや積んでいる段をローテーションすることをオススメします。

自動車の買取はオートランド東京へ

タイヤ交換にはパンクやバースト、劣化、故障や事故など様々な理由があると思います。

タイヤは安価なタイプから高額なタイプまでありますが、性能イコール金額は否めません。

車種にもよりますが、4本で10万円を越えるものもザラです。

ですが、タイヤは走行性能や安全性能に直結しますので、可能な限り高性能なタイヤをオススメします。

もし、タイヤ交換時にお車の乗り換えなどを検討されている場合は、買い替えた方が金額的に有利になることもあります。

高額なタイヤに交換するより自動車を乗り換えることで、支払う金額がタイヤ代よりも安くなったり、場合によっては相殺やプラスになる可能性もあります。

その際は、自動車を売却する業者選びが最も大切です。

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まとめ

自動車の走行で最も大切なタイヤ。

パンクやバーストは重大な事故に繋がる可能性があります。

乗車前の日常点検、適切な空気圧と月1回の空気圧チェック、メンテナンスで安全性を確保しながら、少しでも寿命を伸ばし長く使用したいものです。

交換となると4本同時が基本ですから、思わぬ出費になります。

もしタイヤのパンクや故障で、お車の乗り換えや売却を決断をされた際は、ぜひオートランド東京へご相談ください。

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