故障車の引取りサービスを行っていますと、、、
弊社では故障車の引取り依頼も多くいただいております。
事故車については不慮の発生となりますが、故障車は全てが不運で、、、とはいかないようです。
多くの故障車の引取り業務を行っていますと、同じ型式の同型車に同じようなトラブルが多く見受けられます。
数台ならば偶然の一致でしょうが、決まって同じ個所が壊れた同型車が頻繁に入庫すると偶然には思えません。
電気系不良程度等のマイナートラブルなら直ぐに直せますが、廃車を検討する程の重大トラブルが多発する車種も少なくありません。
特に一例を挙げますと、
メルセデスベンツのAクラス初期型。こちらはATミッション故障多発です。5万km前後でほぼ壊れてしまうようです。
問い合わせのお電話をいただき、車種を聞いただけで故障個所を当てるとお客様に驚かれる事も。
日産セレナC24系前期型。こちらもATの故障。CVTに欠陥があるようで10万km届かず走れなくなるケースが多いです。
後期型からは改善されたようです。
エスティマハイブリッド初期型。こちらはハイブリッドワゴン車の先駆けでしたが、ハイブリッドバッテリーのトラブルによる入庫が多かったです。
プリウスから始まったハイブリッドシステムの先駆け車輌なので不完全だったのでしょうか。ガソリン車の故障と違い、何の予兆も無く突然止まってしまい大変な状況に陥った方も多いようです。
ノア/VOXY初期型。エンジンの焼き付きトラブルでの入庫が多い車種です。オイル交換を怠る事によりオイルラインの詰まりが生じやすいようです。焼き付きまでいかなくても、チェックランプ点灯も頻発している車種の1つです。
弊社の過去の引取り事例が多い為、今回は年数の経過した車種を例に挙げてみました。
リコール制度はありますが、対象にならない多発故障も多くあるように感じます。
修理代が高額となる重大な内容ですと、ユーザーが大損害を被ってしまいます。
ニュースで話題となるようなリコール隠しは稀なケースで適正に運用されている事を信じたいです。
ただ、最近ではインターネットと個人投稿ブログ等の普及により、同じような故障が生じた人の経験談を参照にする事ができます。
もし隠そうとしてもユーザーの厳しい目線があるので昔に比べ難しくなっているのではないでしょうか。
自分の車に不具合が生じたら「車種名+故障個所名+故障」と検索してみると良いと思います。